2014年03月20日

bronbaba『neo tokyo』CDレビュー

bronbaba『neo tokyo』

2014年3月22日 発売

―鮮明な狂気―

初っ端から胸を締め付けられるような痛烈な「ラジオ」で始まりますが、
苦しさの原因はそこかしこに挿入される叫びや台詞だけの所為ではなく、
誰もが内に抱えているであろう物だと気付かされました。

雨を様々な物に喩え、ひたすら“雨”と繰り返す「雨の日」では、
その何れもニュアンスが違っており叙情性に満ちています。

扱っているテーマは世界や人間の醜い部分にメスを入れているものの、
感じるのは「重なる声」でお互いの手を求めるような希望です。

実際、途中で気分が悪くなり一時停止もしましたが、
最後まで聴き終わった時には、言葉にならない救われた気持ちを覚えました。

こんなにもシビアで攻撃的な音楽なれど、音作りは案外クリーン。
ミキシングやマスタリングも本人達であることから、
DIY精神で思いの丈を好い音に乗せてこちらに届けたいという事が深く伝わってくる作品です。
posted by Valon at 20:54| Comment(0) | CDレビュー | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
コメントを書く
お名前:

メールアドレス:

ホームページアドレス:

コメント:

×

この広告は1年以上新しい記事の投稿がないブログに表示されております。